なぜクリスマスメッセージを書くのでしょうか?
主任司祭ジョヴァンニ・デリア
メッセージとは、願い、時には夢を声に出して表現するものです。多くの人が共に夢を見るとき、その夢は現実になります。しかし、クリスマスはそのものがメッセージです。つまり、それ自体が私たちに語りかけ、穏やかで普遍的な形で世界中の人々の心に広がっていきます。
クリスマスのメッセージとは、子どもが生まれるとき、世界も生まれ変わり、初めてその子と共に息を吹き込まれるということです。クりスマスの希望を与える言葉は、「子どもが生まれた」という一言です。
人類は常に、自らを取り巻く謎を探求してきました。科学は地平線を開き、無限への窓を開きました。古代の人々は、天と太陽と月を誰が作ったのかと疑問に思っていました。エジプト人は、死の後に何が待っているのかと疑問に思っていました。バビロニア人は星を研究しました。ギリシャ人は哲学を生み出しました。人間は常に神について考え、研究を続けてきました。神は、書物のように研究されることに疲れたのか、これらの疑問に言葉ではなく、子どもの顔で答えてくださいました。
「賢者が知恵の限界に達したとき、子どもたちの声に耳を傾けるべきである」(ジョルジュ・ベルナノス)。
ベツレヘムの馬小屋でのイエス・キリストの誕生は、昔話のように思い出す古い物語ではなく、主がご自分の民を訪れる出来事です。イエス・キリストの誕生は、神が約束を守り、イエス・キリストを受け入れる者に命を与えることを意味します。それはイエス・キリストに従う者にとっては光であり、その約束を受け入れる者にとっては希望なのです。
人類は、このような、恐れることのない神に出会う必要があります。私たちは神を仰ぎ見、神は私たちの心を解き放ってくださいます。ベツレヘムの幼子、神の子イエス・キリストに、私たちは内から湧き上がる喜びの知らせを見出すのです。
降誕祭おめでとうございます。

