ポルトガル語 Português  ヴェトナム語tiếng việt

尼崎教会は、阪神地区の中でも庶民性の強い地域にあるため、生活に困っている人々が助けや安らぎを求めて多く訪れます。

また、外国人司牧が特に盛んで、4か国語(日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語)のミサが行われており、母国を離れている信徒の喜びと一致の場となっています。

私たち尼崎教会の信徒は、今、また将来この教会を訪れ集うすべての人々のために、阪神地区、尼崎ブロックの各教会と連帯して、祈りと分かち合いに励んでいきます。

司牧方針

1. すべての人が集える教会体の不自由な方に配慮した教会
子育て世代に配慮した教会
子どもから高齢者まで全世代が集いやすい教会
外国人が集いやすい教会
冠婚葬祭に対応できる教会
2. 地域に開かれた教会街のランドマークとして親しまれる教会
地域の交流の場として親しまれる教会
3. 次世代に継承できる教会尼崎ブロックの宣教拠点となる教会
建物の長寿命化を考慮した教会

主任司祭紹介

ジョヴァンニ・デリア神父
(第16代主任司祭)

メッセージ
アインシュタインはこう言われた。「人生は自転車に乗るようです:バランスをとるため動くべきです。」本当に人生は毎日新しい発見です。毎日新しい出会いです。毎日新しい道を歩みます。けれども、この新しい発見にはどういう意味がありますか?この新しい出会いにはどういう価値がありますか?この新しい歩みにはどういう方向がありますか?イエス様だけこの質問に答える:「私は道であり、真理であり、命である。」イエス様に従ったら意味があり、価値があり、命があります。
 
主任司祭 ジョヴァンニ・デリア

尼崎教会年史

1927年2月パリ外国宣教会尼崎市西本町北通にて布教開始
1927年11月聖パウロ尼崎天主堂教会創立 夙川教会より信徒50人移籍
初代主任司祭アウグスト・ベルゼス神父着任
1928年12月第2代主任司祭ジョルジュ・デルイ神父着任
1936年10月第3代主任司祭アルフレット・ヨセフ・ウット神父着任
1937年11月尼崎市東難波町に「尼崎天主堂」献堂式
1945年6月焼夷弾により聖堂、司祭館焼失
1948年11月前聖堂焼跡基礎上に聖堂を建設
1953年5月第4代主任司祭ジャン・ペンケレシ神父着任
助任司祭ロベール・バラード神父着任
1956年8月第5代主任司祭ヴィンセント・ムジカ神父着任
1965年4月第6代主任司祭ペトロ畑原清春神父着任
助任司祭セバスチャン堤好治神父着任
1967年3月助任司祭フランシスコ・アシジ川崎景敏神父着任
1967年12月第7代主任司祭ベネディクト・ラブレ生藤達男神父着任
1968年4月北大物新聖堂献堂式
1969年9月助任司祭フランシスコ・ザベリオ赤窄富夫神父着任
1975年2月助任司祭パウロ三木和田幹男神父着任
(’77年転任後助任司祭なし)
1977年10月9日創立50周年記念式典
1979年4月第8代主任司祭ペトロ吉川巌神父着任
1982年5月第9代主任司祭ヨハネ浜崎伝神父着任
1986年4月第10代主任司祭ジャン・メルオー神父着任
1987年3月21日神田裕助祭叙階
1987年7月5日創立60周年記念式典
1988年3月21日ペトロ・アウグスチヌス神田裕司祭叙階
1988年3月27日神田裕神父初ミサ
1991年4月第11代主任司祭ヴィアンネ石原広吉神父着任
1994年4月10日 川水真奈美ヨゼフ会着衣式
1995年4月第12代主任司祭ラファエル松本武三神父着任
1996年3月24日川水真奈美ヨゼフ会初誓願式
2000年4月第13代主任司祭ジョン・オマリー神父着任
2002年3月23日モニカ川水真奈美ヨゼフ会終生誓願式
2002年11月24日創立75周年記念式典・堅信式
2003年4月第14代主任司祭アウグスティヌス野田正弘神父着任
2005年4月第15代主任司祭ノエル・オスティン神父着任
2009年4月第16代主任司祭ジョヴァンニ・デリア神父着任
2010年4月21日駐車場の購入
2010年7月25日駐車場祝別式(神田裕神父司式)
2013年12月6日教会の建て替えを大阪大司教区より認可
2015年11月27日納骨堂閉鎖
2019年11月25日工事着工
2020年12月20日新聖堂献堂式(前田万葉大司教主司式)
2021年3月21日新聖堂完成感謝ミサ(梅原彰神父主司式)

ステンドグラス

カトリック尼崎教会の新聖堂には3枚のステンドグラスがあります。
主聖堂の「三位一体」「聖パウロと14書簡」、小聖堂の「サウロの回心」。

現主任司祭のジョヴァンニ神父様が特に御尽力下さり、1960年に来日した聖ザベリオ宣教会のマウロ・モラレッティ神父様に作成して頂きました。

三位一体

「三位一体」はキリスト教の本質に関わる大事な概念ですが、同時に難解な考えでもあります。古今東西様々な絵や図式が描かれてきましたが、このステンドグラスはルネサンス初期の画家マサッチオの「三位一体」から着想を得られたそうです。「父なる神」が「十字架につけられている御子」を差し出し、「鳩のように目に見える姿をした聖霊」が舞い降りています。

聖パウロと14書簡

カトリック尼崎教会の守護聖人でもある聖パウロが、新約聖書に記した14の書簡を象徴的に描いたものです。これらの書簡は、信仰の教えと教会の形成に深く貢献し、私たちにとって永遠の指針となっています。

サウロの回心

サウロ(後のパウロ)の回心を表したステンドグラスです。このステンドグラスは小聖堂の、比較的低い位置にあるので、近寄って顏の細かい表情を見ることができます。暴力に断固反対されるモラレッティ神父様は、敢えて「剣」を描かれなかったそうです。