平和(2024年8月)
主任司祭 ジョヴァンニ・デリア
平和の話をする時、いつも無力に感じることがあります。どうしても世界にある戦争を見て、自分自身は何もできることがないと思ってしまいます。しかし、精神的な面から見れば、自分の心を見つめて何かできるでしょうか。二つのヒントをすすめます。
まず英国の哲学者であるエドマンド・バークはこう言いました。
「善人が何もしなければ、それだけで悪は勝利する」
この哲学者が言った言葉はとても現実的に平和を考える言葉です。理解するために一つの例えを挙げます。
私は中学生だとします。私はいじめなどは悪いことであると理解し、いっさいしません。しかし、私のクラスの中で一人の生徒がもう一人の生徒からいじめられています。私はいじめはしませんが、周りのことも別に私とは関係ないから無視して何も言わないし何もしません。そうしてしまったら、周りも私みたいに考え、いじめが続くだけです。そして、誰も何も言わないから他の生徒も同じような行動をしてしまう可能性が高いです。善い生徒が何もしなかったら、悪であるいじめは続き広がるばかりです。善い人が何もしなかったら悪を広げて勝利を許してしまいます。結論は、悪いことを見たり聞いたら無視はしてはいけません。無視するだけで、何もしないだけで共犯者になってしまいます。私たちは日常生活の中にある悪に対して常に悪を非難しなければなりません。
もう一つのすすめは聖パウロからです。第一コリントの信徒への手紙 14 章 33 節にこう書いてあります。
「神は無秩序の神ではなく、平和の神だからです。」
聖パウロは無秩序が平和の反対であることをはっきり教えています。よく考えてみたら、創世記に神様は天と地を作る時、混沌を片付けているようです。善は混雑や混沌の反対という意味です。悪は混雑と混沌の中で大きくなります。だから具体的に私たちの毎日の生活が綺麗に秩序を保たないと悪が広がってしまいます。秩序を実現するために最初の一歩はマザーテレサがすすめました。この言葉を実行できれば幸いです。
「平和は笑顔から始まる」

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