四旬節


主任司祭ジョヴァン二・デリア


 「四旬節」という言葉の語源は明確で、「40日間」を意味します。
 四旬節は、悔い改めと清めのための期間です。四旬節は灰の水曜日に始まり、キリストの受難の季節を迎える聖木曜日に終わります。
 古代の伝承によると、四旬節は復活祭の準備として、断食、施し、そして祈りを実践する期間とされています。聖書において「40」という数字は、回心の期間を表しています。
 たとえば、神は洪水の時に40日間雨を降らせ、人類に悔い改める時間を与えました。モーセとエリヤは40日間断食をしました。イスラエルの民は罪を償うために40年間、砂漠をさまよいました。そして、イエス・キリストもまた、砂漠で40日間断食をされました。
 イエス・キリストのように、私たちにも40日間、自らの存在について深く考える時間が与えられています。四旬節は、神が私たちにどのような計画をお持ちなのかを見つめ直し、それを喜んで受け入れる準備をするための時です。
 しかし、四旬節を反省と悔い改めの季節として受け止めることが難しい場合もあります。それは、四旬節が単なる伝統としてしか捉えられていないからかもしれません。
 四旬節は、毎年同じ問いを新たに私たちに投げかけます。
「キリストと共に生きる私の人生を、どれほど大切にしているだろうか。」
 私たちは四旬節の間、イエス・キリストのもとに立ち返り、回心するよう招かれています。つまり、自分の思いとイエス・キリストの思いとの間にある距離を、少しでも縮めるよう呼びかけられているのです。
 良い四旬節となりますように、努力しながら共に祈りましょう。

Follow me!